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入れ替わりが激しい小動物臨床獣医師の転職|29歳の体験談

 我々動物病院業界は入れ替わりが激しいことが多い。私も例外にもれずその一人である。

 卒業当初は理想に燃えており、「私はこんな治療をしたい!」とか、「病気なんて勉強したばっかりだし、ぜんぜんへっちゃらだ」なんて思っている新卒が実はたくさんいるのだ。当然困ったことに彼らにはそんなスキルは無いし、獣医の大学は知識は詰め込むが、一般常識を彼らに教えることはない。

 つまり新卒の獣医師は常識が無く、スキルも無い。そんな状況だから初めての動物病院でコテンパンにたたかれて挫折し、1年もたたないでその病院を辞めて別の病院へと渡り歩く。まさにジプシーだ。短いスパンで放浪すればするほどスキルは育たないし、給料も上がらない。こうなってしまってはもう袋小路に迷い込んでしまい、小動物臨床を辞めるものもいるくらいだ。

 私は最初の病院はどうも人間関係がうまくいかなくて6ヶ月程度でやめてしまった。もともと我が強い私の性格はあまり受け入れられなかった。しかし、次の病院では3年務めることができたのでスキルは身に付いたので、また次の病院へ。そして新たなスキルを身につけて、いざ開業!という段にいる。ただやはり後悔していることは、最初の病院でも3年くらいしっかりと勉強すればよかったと思う事だ。

 どんなことでも絶対勉強になる。勉強にならないとかフィルターを自分自身にかけてしまうのは非常にもったいない行為だと今になってしみじみと思う。これは一般社会にも同じことが言えるのではないだろうか。

 大したスキルも身につけず、転職を繰り返す人が給料低いと愚痴をこぼしたところで当然の報いである。「石の上にも3年」古い言葉だが、現代社会において今最も大事な言葉かもしれない。

2014/09/22 | 転職体験談

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