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転職回数で将来が変わる!?-「20代なら転職しやすい」という噂の真偽ー

目次

1.「20代なら転職しやすい」というのは本当?
2.なぜ転職回数が増えると成功率が下がるのか
3.キャリアにつながる転職を実現するために

1.「20代なら転職しやすい」というのは本当?

 ハローワークや求人情報誌、転職サイトの情報を見ると、中高年より20~30代を対象にした求人の方が多い傾向にある。でも、20代なら誰でも有利かというと、そうでもないのが現実のようだ。
 ※参考記事:一度目の転職は20代ですべき!?

転職回数別の転職成功率(転職回数0回を100とした場合)

出典:DODA

 上の図は、インテリジェンスが転職支援サービスDODAを利用して、22~29歳の転職経験者を対象にした、転職成功率の調査結果だ。
 
 転職回数が0回で転職に成功した確率を100としてグラフ化すると、20代で転職経験が1回の場合は、成功率が95.7%とさほど差はない。だが、20代で転職経験が2回以上だと46.6%、3回以上になると14.1%と、成功率が急激に下がるのがわかる。
 
 つまり、20代は転職の売り手市場と言われながらも、複数の転職を繰り返していると、転職の成功率が下がるのが現実のようだ。

2.なぜ転職回数が増えると成功率が下がるのか?2つの原因
すぐ辞めてしまうじゃないか

 企業の採用担当者の立場になって考えると、20代の短い期間に転職をくり返している応募者に対して、「採用しても、すぐに辞めてしまうのではないか」と懸念するのは当然のことだろう。

仕事への知識とスキルが浅いじゃないか

 短期間で複数の転職をしているということは、1社あたりの在職期間が短いことになる。同じ年齢の人が応募してきた場合、1社での社歴が短いと、仕事への知識やスキルが浅いと考えられがちだ。

 採用には費用も時間もかかるので、即戦力として短期間で成果を出せる人材を採用したいと考える企業に対し、納得のいく退職理由を説明できる、あるいは業務上必要なスキルに遜色がないことをアピールできるかどうかが、内定への分かれ道になりそうだ。

3.キャリアにつながる転職を実現するために


 しかし、20代で転職経験が2回以上あったとしても、面接に進めば採用してもらえるチャンスは十分にある。

 企業が採用にあたって20代に求めるのは、入社後にどれだけ成長できる可能性があるかということ。つまり、転職にあたって、主体的に仕事に取り組もうとする行動力、目標達成への意欲の高さ、足りない知識やスキルを学ぼうとする姿勢を持ち、しっかりアピールすることが大切なのだ。

 だが、きちんと自己アピールするためには、自己分析をして、キャリアプランを立てることが不可欠だ。かつての勤務先を辞めようと思ったきっかけ。自分は何が得意で何が不得意なのか。どういう会社で働きたいのか。どんな職種に興味があるのか。あなたが考える仕事の成功はどんなものかetc.

 本気で考えると、自分の短所や弱さ、考えの甘さが見えてくるのだ。だが、現実と対峙して、自分なりに方向性を定めない限り、納得のいく転職先がどこなのかに気付くことはできないだろう。

ここがポイント

 すでに20代で何度か転職を経験したという、過去は変えられない。だが、自分のキャリアデザインを明確にすれば、この企業だから転職したいと意思表示ができる。目標ができれば、転職先で活用できるスキルや資格を身につけるなど、過去をプラスに転じる方法はいくらでもある。
 
 もし、あなたがキャリアアップのために転職をしたいと考えているなら、自分に有利な条件を引き出すための準備が必要だ。もし、いま先の当てがなく会社を辞めようとしているなら、一時の感情で勤務先を退職するのではなく、在職しながら語学の習得や資格取得を目的に勉強するなど、希望の転職を果たすために必要なスキルを磨こう。

 転職が成功するかどうかは、あなたの心構えと努力次第だ。

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